*** 2001年7月28日 三ツ峠 ***
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7月28日(土)に河口湖近くの三ツ峠山(1786m)に出かける。今回は植物博士のAさん、 Iさん御夫妻、私の4名の参加である。集合の河口湖駅に30分程早く着いた所、早速Iさん が駅前の蕎麦屋を見つけ、3人で二回目の朝食を取る。手打ちソバの味にIさんが感激し、 帰りも是非寄ろうと提案する。 Aさんと合流し、登山口の西川新倉林道(標高約1200m)まで車で出かける。此処から林道 を登り始めるが、Iさんの奥さんとAさんの植物談義が始まり、中々前に進めない。Iさんが 痺れを切らして、突然林の中にキジ撃ちに出かける。キジ撃ちの効果が急に現れるとは思え ないが、道端にはクロイチゴやクマイチゴがたわわに実っている。クマイチゴはクマの食べ 物かと議論になるが、人間様が食べても中々美味である。 標高1500mを越すと視界が開け、朝露が降りた木々がまるで霧氷のように見える。奥さん がこの光景に痛く感激している。又この付近の林道脇から山頂直下にかけて、カイフウロウ やギボシ類の群落が見られる。またシモツケも一様のピンクでなく、濃淡が有るのが判る。 三ツ峠山の最高峰開運山で昼食を取る。奥さんの御好意で、お手製の大おにぎり2個を頂 く。代わりに、セブンイレブン製のおにぎり2個をIさんにお返しする。結局Iさんは4個の おにぎりを平らげてけろっとしている。その食欲に脱帽。食後に頂いた奥さんお手製の紫蘇 のジュースは色鮮やかで,中々美味である。 次に第二の峠御巣鷹山に向かう。この南斜面にはギボシ類他の大群落が広がっており、 壮観である。よく見るとギボシ以外にツリガネニンジン、ワレモコウ他の花々も有り、正に お花畑と言うのがぴったりである。 第3の峠木無山に向かう。此処で最後の一枚としてマツムシソウを撮る。今回は富士の展望 が期待出来ないので、重い望遠レンズを車に置いて来て大正解であった。日頃の行いが良いと 山の神も見方してくれる。 此処から下りにかかる。20分程下った所でAさんがそわそわしている。理由を聞くと,永年 使い込んだ大切な植物図鑑をどこかに置き忘れてきたとの事。引き返そうという話しが出るが, 又買えば良いとAさんが諦めよく断る。2時間程下って広い林道に出る。林道の側溝に赤と黒の 斑模様の蛇がうごめいている。さてはマムシかと話題になるが、蛇博士はいないので誰も特定 できない。今回は大切な物を無くしたり、蛇に出合ったり何となく後味の悪い一日でした。 登りの厳しさ:★ |