*** 2001年9月25日 丹沢鍋割山 ***

1.三の塔
(鍋割登り)
2.富士1
(鍋割)
3.富士2
(鍋割)
4.丹沢連峰 5.I氏 6.酒井

 9月29(土)の長者ヶ岳の事前トレーニングの為、25日(火)に丹沢鍋割山に
出かける。参加者はI氏(元三菱商事勤務)と私の2名のみ。I氏は大学時代
の下宿の友人で、大江高校創立以来の秀才。国内では百名山中半数以上を
制覇し、海外ではキリマンジャロ(5895m)、キナバル山(4095m)の無酸素
登頂の実績を持つ山好き人間。今回は5月の登山時に骨折以来の復帰第一弾。
私も一ヶ月以上の御無沙汰で、心肺機能と筋力の低下が心配である。
 表丹沢県民の森に駐車し二俣方面に歩き出すと、もう下山してきたのか
中高年の女性登山隊とすれ違う。すれ違いざまに、鍋割に行きたいのだが
このルートで良いかと聞かれ、そちらに向かうと下山してしまうとアドバ
イスする。どうやら、大倉から四十八瀬川の東側沿いに歩いて来て、その
まま東側を行くべき所、橋を渡って西側に出て下山する道に迷い込んだ模
様である。お役に立てて光栄である。
 二俣を経て後沢乗越(826m)の鞍部で小休止し、急斜面を進む。途中で
スタミナが切れ、緩斜面になってからスピードが出ずI氏とどんどん離
されて行く。復帰第一弾とは言え、彼は流石に登りは強い。何時もの通り
28~135ズームと300mm望遠レンズを持参したが、今回は特に重く感じる。
結局重い望遠レンズを使ったのは鍋割山頂からの富士山のみで、効率が
非常に悪い。
 鍋割山稜を経て、訓練所尾根を下る。I氏は下りは若干厳しい模様で、
慎重に急斜面を下って行く。途中、杉林と思っていたのが、本当は檜林で
ある事を彼より教わる。かつての商売柄、木には滅法強い。杉と檜で木肌
は似ているが葉に特徴が有り、棘が有るのが杉で、平らで松茸の下に敷く
のが檜であるとの事である。
 結局6時間程の歩行時間で、通常の1.2倍程度と復帰第一弾としては
まあまあのペースであった。
登山の厳しさ:★★

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