*** 2006年10月1日 徳舜瞥山(トクシュンベツヤマ) ***

1.徳舜瞥山 2.イワツツジ1 3.イワツツジ2 4.ナナカマド1 5.ツタウルシ1
6.ツタウルシ2 7.ツタウルシ3 8.ツタウルシ4 9.ツタウルシ5 10.ツタウルシ6
11.ツタウルシ7 12.ツタウルシ8 13.ツタウルシ9 14.七合目付近
登山道
15.八合目付近
登山道
16.九合目付近
ハイマツ帯
17.徳舜瞥山頂 18.山頂南岸壁 19.ホロホロ山腹
の紅葉1
20.ホロホロ山腹
の紅葉2
21.ホロホロ山腹
の紅葉3
22.ホロホロ山腹
の紅葉4
23.ホロホロ山腹
の黄葉1
24.ホロホロ山腹
の黄葉2
25.赤い葉1
26.赤い葉2 27.タカネ
ナナカマド2
28.タカネ
ナナカマド3
29.ダケカンバの道1 30.ダケカンバの道2
31.ダケカンバの道3 32.ナナカマドの道 33.ウスノキ 34.ツタウルシ10 35.ツタウルシ11
36.ツタウルシ12 37.ツタウルシ13 38.ツタウルシ14 39.イロハモミジ1 40.イロハモミジ2
41.イロハモミジ3 42.紅葉樹林1 43.紅葉樹林2 44.紅葉樹林3 45.紅葉樹林4

 10月1日(日)、本年2度目の徳舜瞥山(トクシュンベツヤマ:標高1309m)に、単独で挑戦する。前回の本年5月は、残雪の中悪戦苦闘したが、今回は紅葉を求めての比較的楽な登山と思われる。
所で、"トクシュンベツ"は、アイヌ語の「トクシシユウシエペツ(アメマスのいる川)」に由来するそうである。序でながら、ここ室蘭もアイヌ語の「モ・ルエラニ(小さな坂道の下りた所)」を意味するようである。いずれも全くの語呂合わせで、意味不明である。
 午前9時半室蘭を出発し、一路徳舜瞥山麓の旧大滝村へと向かう。旧村役場手前を右折し、雑木林の中を10分程走ると、登山口(標高約700m:5合目)に到着する。しかしながら、本日は休日とあって、駐車場は満杯である。周辺を探した結果、少し下った崖っ淵に駐車する。
 11時丁度、ここから登り始める。最近、毎週のように鷲別岳に登っていたので、比較的楽に登れると思っていたが、なだらかな傾斜にも拘らず、中々ピッチが上がらない。玉の汗と共に、欠伸の連続で、何となく体調が変である。仕方がないので、写真を撮りつつ、ゆっくりと登ることにする。
 6合目の先で、大木に絡まった"ツタウルシ"が目に留まる。ここで、300mm望遠レンズに交換し、じっくり腰を据えて撮影する。次に、このレンズを装着したまま藪に分け入り、枯れ木に絡み付いた"ツタウルシ"を狙う。逆光に映える紅葉が何とも美しい。
 7合目から8合目にかけては、道の両側に黄葉が目立つ。"ダケカンバ"と思えるが、それとは違う卵型の葉も見られる。どうやら"ミヤマハンノキ"のようである。
 9合目付近から山頂直下にかけては、緑の"ハイマツ"が一体を覆っている。ひょっこり、雷鳥が顔を出しそうな雰囲気である。前回は、雪に覆われた"ハイマツ"帯を何とか直登したが、今回は急斜面を迂回するルートにも拘わらず、喘ぎながらのスロースピード登山である。
 結局、前回より30分も遅れて山頂に到達する。ただ残念ながら、周辺の山々は厚い雲に覆われ、全く視界不良である。吊り尾根の先の"ホロホロ山"頂(標高1322m)も、流れる雲に隠れたままである。しかしながら、山頂直下の急斜面では、雲の切れ間からモザイク模様の紅葉が見え隠れしている。望遠レンズに交換し、雲が切れる瞬間を待つ。次に、雲間から顔を出すホロホロ山を求めて20分程粘ったが、状況が好転しないので諦めて下山する。
 7合目付近まで下ると、登山道から外れた箇所に、見事な紅葉が垣間見える。誰も近づかない場所のせいか、自然のままの"イロハモミジ"や"ツタウルシ"が見られる。人が踏み荒らしていない、"秘密の花園"とも言うべき場所である。この光景を、標準ズームで撮影したあと、5合目の駐車場へと急ぐ。
 今回は、紅葉を求めて徳舜瞥山に挑戦した。体調が今ひとつであった関係で、ホロホロ山まで足を伸ばすことは出来なかったが、見事な紅葉や黄葉にも出会え、十分に秋の一日を満喫できた。機会があれば、羊蹄山周辺の紅葉も狙ってみたい。

総歩数:約14,500歩
登りの厳しさ:▲

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