*** 2007年12月31日 鎌倉 ***

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1.円覚寺総門 2.床机台
(龍隠庵)
3.円覚寺仏殿
(龍隠庵)
4.石崖
(龍隠庵)
5.シュウメイギク
(龍隠庵)
6.マンリョウ
(居士林)
7.童子像
(居士林)
8.観音像
(大方丈)
9.佛日庵 10.緋毛氈の床机台
(佛日庵)
11.黄梅庵総門 12.千手観音木像
(黄梅庵)
13.ミツマタ1
(黄梅庵)
14.ミツマタ2
(黄梅庵)
15.センリョウ1
(黄梅庵)
16.センリョウ2
(黄梅庵)
17.蝋梅1
(黄梅庵)
18.蝋梅2
(黄梅庵)
19.円覚寺
境内の風景1
20.円覚寺
境内の風景2
21.円覚寺
境内の風景3
22.アジサイの黄葉 23.夕日1
(七里ガ浜)
24.夕日2
(七里ガ浜)
25.江ノ島
(七里ガ浜)

 12月31日(日)、大晦日の光景を求めて鎌倉に出かける。昨日の大山登山では、命の次に大切な愛機をオシャカにする所であったが、寸前の所で事なきを得た。これに気を良くして、何時もの鎌倉にて、新レンズのチェック第二段という所である。
 15時前にJR北鎌倉駅で下車し、例年通り円覚寺を訪問する。観光客はまばらだが、外国人も三々五々見受けられる。先ず、禅道場・居士林裏の龍隠庵を訪問する。本道から外れた所に位置するせいか、観光客は全く見かけられない。奥まで進むと、鎌倉石の崖で行止まりになる。ここには大小の洞窟が見られる。仏像を安置するためか、修行僧が瞑想に耽るためか不明だが、何とも気になる存在である。崖の上部には、やや小さな窪みがあり、これは仏像を嵌め込んだ跡と、容易に推定できる。境内の庭をふと眺めると、清楚な白花が風に揺れている。この姿を、カメラに収めようとするが、一瞬たりとも動きを止めない。10分程も粘ったが、中々シャッターチャンスが訪れないので、1/100秒で強引にシャッターを切る。
このような場合、折角の手振補正機能(IS)も役に立たない。従って、少々の見苦しさは、ご容赦頂きたい。そうこうするうちに、住職と思しき方が現れたので、花の名を伺った所、"ショウメイギク"?とのことである。菊とは似つかない葉の形をしているのが、印象に残る。その後、Aさんから"シュウメイギク"が正解との指摘を受ける。流石にAさんである。
 ここから、道々撮影しながら一番奥の黄梅庵に至る。この季節、色鮮やかなセンリョウ,面白い形をしたミツマタの花,ラッパ状の蝋梅等、被写体にはこと欠かない。新ズームレンズを装着し、F4.0開放でこれ等の被写体を狙う。このレンズ、描写力は中々立派だが、ボケがやや猥雑である。むしろ永年愛用の標準ズームの方が、綺麗なボケに思える。やはり、両立を狙うなら、単焦点レンズしかないのであろうか。
 次に、夕日を撮影するため、稲村ガ崎に向かう。本来なら、北鎌倉から徒歩で行くのだが、今回は時間の関係で電車にする。江ノ電・稲村ガ崎駅を降りると、寒風が浜から吹き上げ、手が悴んでくる。それでも、七里ガ浜の波打ち際まで降り、荒海に横たう江ノ島や夕日を狙う。10分程も浜辺で粘ったであろうか、日没を見届けて七里ガ浜を後にする。ふと、舌なめずりをすると、やけに塩っぱい。更に、顔をなでてみると、全体が塩水にぬれている。恐る恐るレンズを覗くと、防護フィルターが塩水で曇っている。レンズを外して裏側を見ると、こらも塩水で濡れている。どうやら、レンズ交換をする一瞬に、塩水が付着したようである。胸騒ぎがして、カメラボディーを覗いて見たところ、ミラーにも被害が及んでいる。いずれにしても、早々にメーカに持ち込んで、クリーンアップが必要であろう。心臓部のCMOSセンサーにまで、被害が及んでいないことを願いつつ、帰途に着く。

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