*** 2016年9月25日 横浜戸塚の秋 ***

1.ヒガンバナ1 2.ヒガンバナ2 3.ヒガンバナ3 4.ヒガンバナ4 5.ヒガンバナ5 6.ヒガンバナ6 7.ヒガンバナ7 8.ヒガンバナ8 9.ヒガンバナ9 10.ヒガンバナ10
11.ヒガンバナ11 12.ヒガンバナ12 13.ヒガンバナ13 14.ヒガンバナ14 15.ヒガンバナ15 16.ヒガンバナ16 17.ヒガンバナ
と蝶1
18.ヒガンバナ
と蝶2
19.ヒガンバナ
と蝶3
20.ヒガンバナ
と蝶4
21.ヒガンバナ
と蝶5
22.ヒガンバナ
と蝶6
23.ヒガンバナ17 24.ヒガンバナ18 25.ヒガンバナ19 26.ヒガンバナ20 27.ヒガンバナ21 28.ヒガンバナ22 29.ヒガンバナ23 30.ヒガンバナ24
31.ヒガンバナ25 32.ヒガンバナ26 33.ヒガンバナ27 34.ヒガンバナ28 35.ヒガンバナ29 36.ヒガンバナ30 37.ヒガンバナ31 38.ヒガンバナ
と蝶7
39.ヒガンバナ
と蝶8
40.ヒガンバナ
と蝶9
41.天王森泉公園入口 42.野草苑入口 43.タイワン
ホトトギス1
44.タイワン
ホトトギス2
45.タイワン
ホトトギス3
46.ベニバナ
ゲンノショウコ1
47.ベニバナ
ゲンノショウコ2
48.ベニバナ
ゲンノショウコ3
49.ツユクサ1 50.ツユクサ2
51.竹林1 52.ヒガンバナ32 53.紅白の
ヒガンバナ
54.ヒガンバナ33 55.ヒガンバナ34 56.キツリフネ1 57.キツリフネ2 58.カリガネソウ1 59.カリガネソウ2 60.カリガネソウ3
61.山葵田1 62.山葵田2 63.竹林2 64.竹林3 65.竹林4 66.本館の
一階座敷1
67.本館の
一階縁側
68.本館の
一階座敷2
69.本館の
一階座敷3
70.本館の
二階窓より
71.本館の
二階座敷1
72.本館の
二階窓より
73.本館の
二階座敷2
74.カカシコンテスト
風景
75.後妻業の女 76.リオ五輪
メダリスト
(最優秀賞)
77.クマモン1 78.クマモン2&3
(優秀賞)
79.??? 80.農夫
(優秀賞)

 9月25日(日)、久々の晴天に恵まれたので、カメラと交換レンズ一式を持って、初秋の花々の撮影に出かける。今年は、休日になると毎週のように台風が襲来し、晴天日が少なかったせいで、"ヒガンバナ"の開花も一週間程度遅れている模様である。そこで、ネット上で検索したところ、県内では、茅ヶ崎市の"小出川"流域が人気のスポットとか。だが、本日は休日でもあり、大混雑が予想されるので、今年は諦め、何時もの境川流域の田園地帯を目指すことにする。
 10:30、境川遊水地公園に駐車し、ここから"天王森泉公園"に向けて歩き始める。休日とあって、二面ある野球グランドは、両方とも試合の真っ最中である。私も、横目で試合を眺めつつグランド脇を進んで行くが、何となく場違いな気がして、落ち着かない。それでも、5分程で田圃に辿り着くと、昨年同様一本の畦道に、艶やかな"ヒガンバナ"の大群落が確認できる。"小出川"のネット写真と比較して、長さ自体は短いものの、花の密生度合いは、こちらが上回っているのではなかろうか。標準ズームでざっとこの光景を撮り終え、300㎜望遠にて花々を狙っていたところ、タイミング良く"キアゲハ"が飛んできたので、順次花々を飛び回る姿を追うことにする。所で、この花は艶やかな緋色で、デジカメの色飽和をチェックするには好都合だが、何となく"女郎花(2014年9月23日参照)"を彷彿させ、馴染めない。だが、蝶にとっては、短い命を繋ぐための大切な存在ということになろう。ふと、藤沢周平の時代小説"橋ものがたり"に登場する"お蝶"が思い浮かぶ。彼女は、病身の両親を助けるため、幼馴染の"幸助"と分かれ、5年後の再会を約束して、料理屋(?)に奉公に出ることになるのだが・・・。我に返り、望遠レンズをザックに押し込んで、この場を離れようとしたところ、一羽の"キアゲハ"が飛来し、しきりに花々を飛び交っている。ただ、ここで再度望遠レンズを取り出していると、シャッターチャンスを逃しそうなので、標準ズームのままで撮影する。少々の見難さはご容赦頂きたい。ここから、次の目的地"天王森泉公園"に向かう。
 11:12、"天王森泉公園"に到着する。入口から見える建物は、嘗ての養蚕場の跡だが、その奥が公園となっており、自由に散策することができる。コース脇には、"野草苑"があり、季節に応じて種々の花々が入れ替わり咲いている。5月初旬に訪問した際は、何と高山植物の"ミヤマオダマキ(2009年6月28日参照)"が見られたが、この時期は、"タイワンホトトギス","ベニバナゲンノショウコ","ツユクサ"他に様変わりしている。湧水池付近まで来ると、湾曲した雄花を頂いた紫色の花が目に留まる。ネット上で花名を検索したところ、"カリガネソウ"(別名"ホカケソウ")のようだが、形からすると、別名の方が相応しいように思える。その傍には艶やかな"キツリフネ"も咲いている。自生種か園芸種か不明だが、Aさんによると、何れも比較的珍しい品種とか。ここから、小さな竹林を一周して入口まで戻り、本館内を見学することにする。玄関にあったパンフレットには、この建物は、1911年創設された清水製糸場本館の左半分を移設したものとあるので、当時はこの2倍もの敷地面積を有していたことになる。何れにせよ、中々堂々とした造りなので、係の方に撮影許可を得たうえで、室内を巡回することにする。一階は、手前の板ノ間の先に畳座敷があり、舞岡公園の"古民家"(2016年3月4日参照)とは、やや造りを異にしている。二階に上がると、片半分が多目的室になっており、清水製糸場時代の歴史資料が展示されている。また、残り半分は、三間続きの畳部屋となっており、嘗て客間として使用されていたようである。窓の外には、長閑な田園風景が広がり、その一角には一列に並んだカカシが見られる。そこで、このあと、カカシコンテスト会場に回ることにする。11:43、カカシコンテストの会場に到着する。道端には昨年同様十数体のカカシが並んでいるが、時節を反映してか、リオ五輪のメダル受賞者のカカシが最優秀賞の対象になっている。また、4月に発生した熊本地震を応援するためか、"クマモン"のカカシも三体見受けられ、内一体が優秀賞を受賞している。変わったところでは、後向きの農夫であるが、実にリアルで今にも歩き出しそうである。なお、このカカシも優秀賞を獲得している。ここから、元来た駐車場に戻る。 

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