*** 2020年2月12日 冬の舞岡公園 ***
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2月12日(火)、穏やかな晴天が続く中、長閑な冬景色を求めて、何時もの"舞岡公園"に出かける。この時期、公園には多くの鳥マニアが押し寄せ、"小谷戸の里"辺りの湿地帯では、カメラの放列が見られるが、私自身は鳥に拘束されることなく、自然の風景を順次追うことにする。 14:07、南門から公園に入り、階段を下りて行くと、田圃の脇の"白梅"が満開を迎えている。何気ない光景ではあるが、青空に映える白梅は、生命の息吹を感じさせる。畦道を伝って"小谷戸の里"に向かうと、門の奥に、多くの小学生と思しき集団が、整列している。校外学習の一環であろうが、校名を確認することなく母屋に向かう。敷居を潜ると、座敷の奥に、三つの雛飾りが並んでいる。普段見かけない華やかな光景なので、係の方に断ったうえで、座敷に上がらせて頂く。この方によると、右奥の段にある"酒を飲む翁達"は、大変珍しいとか。これらを撮り終え、廊下に出ると、その奥に便所が見られる。ふと、幼少期を過ごした田舎の家が思い浮かぶ。流石に"囲炉裏"はなかったが、3基のカマドが並んでいたのを思い出す。裏側に回ると、"アカバナマンサク"が花開いており、その奥の日当たりの良い場所に、艶やかな"フクジュソウ"が並んでいる。この光景を撮影後、"小谷戸の里"を出ると、近くの湿地帯の周りに、20人程もの"鳥マニア"が集まっており、一斉に芦原にレンズを向けている。白内障を患う私には、何を狙っているのか判別不能だが、その反対側の水車小屋付近にも、数名のマニアがカメラを構えており、その話声から、"シジュウカラ"の名前が聞こえてくる。私は、その脇を通り過ぎようとしたところ、"チッチ"と鳥の鳴き声が背後から聞こえてくる。振り向くと、2m程離れた木の上に"シジュウカラ"が留まっている。これ幸いとポケデジを取り出し、枝を飛び交う姿を撮影する。解像度は大型カメラに及ばないものの、咄嗟の場合に機動力を発揮できるのが、ポケデジの利点と言う所か。 14:40、火の見櫓が残る"瓜久保"の門を潜ると、棚田の奥に黄色の花が確認できる。この時期、いつも見かける"ソシンロウバイ"であるが、近寄ってみると、濃厚な香りが漂っている。名前に"バイ"とあるので、梅の仲間かと思われがちだが、Wikipediaによると、"クスノキ属ロウバイ科"とあるので、香りも"クスノキ(樟脳の原料)"に近いのかもしれない。"瓜久保"に入ると、"紅梅"から甘い香が匂ってくる。やはり、"バラ科"の花は、"ロウバイ"とは大分異なる香りがするようである。ここから、坂道を登って、"みずき休憩所"に向かっていると、突然スズメ位の小鳥が飛び出してくる。頭部に黒い筋が有り、胴体が茶色であることから、"ヤマガラ"と考えられる。"ハクセキレイ"のように、人間を恐れない模様で、1m程先で枝の間を飛び交っていたが、瞬く間に藪の中に隠れてしまう。ここから尾根道を通って駐車場に戻る。 ★活動量計データ(上り階段数:500,早歩き歩数:4,872,総歩数:8,153,歩行距離:6.4km(本年累計249.2㎞),活動カロリー:805kcal,一日総消費カロリー:2,499kcal,脂肪燃焼量:36.8g) |