*** 2021年6月30日 梅雨時の花々 その2 ***
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6月30日(水)、梅雨空の中、折り畳み傘を持って散歩に出かける。この時期、可憐な"キツリフネ"が咲き始めている可能性はあるが、新たな鳥達との遭遇は期待薄なので、ポケデジは持参しないことにする。 13:10、俣野公園からウォーキングを開始する。"メモリアルグリーン(以下霊園)"では、通路脇に置かれた水鉢から、"ハス"が数輪花開いており、先ずこの清楚な姿を写真に収めることにする。スマホ内臓カメラも良くなったもので、この微妙な色合いを旨く表現できているように見える。ここから坂道を下って、曹洞宗"福泉禅寺"に参拝したのち、"戸塚の里"に向かうことにする。山門の傍には、艶やかな"ノウゼンカズラ"が咲いており、やや盛りを過ぎたせいか、多くの落花が見受けられる。ふと、生家の庭先に咲いていたこの花が瞼に浮かんだが、今となっては、"室生犀星"と同じ心境『"ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・』である。我に返り、"ウグイス"の鳴く中、戸塚の里へと足を進める。途中の道端には、"オオキンケイギク(特定外来生物)"が多くの花を付けており、自らの重さで倒れ掛かっている。結実する前に、早目の駆除が必要ではなかろうか。 13:48、一軒の農家の前に到着する。この時期、巨大なアザミのような"アーティチョーク"以外に、多種多様な花々が開いており、暫し足を止めてこの光景を撮影することにする。変わったところでは、赤い"猫じゃらし"のような"キャッツテール"だが、まるで赤い絨毯のように塀の周りを覆っている。ここから、"境川遊水地公園"に向かう。渡り鳥が去ったこの時期は、新たな野鳥との出会いは期待せず、早歩きに集中することにする。 13:58、ところが"下飯田ビオトープ"手前まで来ると、柳の木の辺りから、美しい鳥の声が聞こえてくる。思わず足を止めて聞き入ったところ、高低差のある透き通った声で、やや騒々しい"ガビチョウ"や、独特の鳴き声の"シジュウカラ"とは、明らかに異なっている。そこで、点にしか見えない姿を、取り敢えずスマホで数ショット撮影して、帰宅後改めて名前を特定することにする。だが、写った鳥の姿は、拡大するとぼやけてしまい、判別が困難である。それでも夫々の写真を比較していると、何となく"ホオジロ"のようにも見えてくる。一方、ネット上の"鳥図鑑"で鳴き声を確認したところ、"ホオジロ"の声とは一寸違うようである。そこで、鳥にも詳しいAさんに、これらの不鮮明画像と共に、鳴き声の特徴を伝えたところ、"カシラダカ"ではとのコメントが届く。改めて、ネット上で鳴き声も確認したところ、この鳥に間違いなさそうである。流石にAさんである。ここから坂道を下って行くと、小さな池が現れる。その水面を、半分程も"ミズキンバイ"が覆っており、黄色い小花を多数つけている。この植物は、"絶滅危惧種"に指定されているが、近縁種の"オオバナミズキンバイ"は、"特定外来生物"とか。両者の判別は、葉の特徴の違いから、比較的容易なようだが、詳細は省略する。ここからグランドを一周して"天王森泉公園"に向かう。 14:28、公園の門を潜ると、艶やかな"モントブレチア"が迎えてくれる。奥の花壇に進むと、"キキョウ"が多数咲いており、正に吸い込まれるような青さである。湧水地近くまで来ると、狙いの"キツリフネ"が数輪咲いている。嘗て、室蘭の水元沢で見かけた"野生種(2006年9月3日参照)"同様、水辺を好むようである。園内を一周して、可憐な"アキノベニバナサルビア"他の花々を撮影して、公園を離れる。 15;13、霊園に戻って来ると、先程の"ハス"の花を、スマホに収めている方に出くわす。やはり、この清楚な姿に、多くの方々が魅了されるようである。改めて、往路で撮影したものと比較してみると、ピンクのハスは半分閉じかけているが、白のハスは殆ど変わらない。蓮の花は、朝開いて夕方閉じると言われているが、その寿命は僅か3~4日程度のようなので、白花の方はその時期が近付いたのかもしれない。最後にバラを撮影して霊園を離れようとしたところ、大きな"カミキリムシ"が茎から這い上がってきて、花弁を落とした花房を齧り始める。 触角が長く、一寸不気味に感じるが、ネット情報によると"ゴマダラカミキリ"とか。この昆虫は、柑橘類に甚大な被害を及ぼすようだが、バラにも食害が及んでいることになる。先日バラの消毒が行われたばかりたが、別途害虫の駆除も必要かもしれない。 ★活動量計データ(上り階段数;220,早歩き歩数;10,837,総歩数;15,041,歩行距離:11.8km(本年累計:981.2km),活動カロリー;823kcal,一日総消費カロリー;2,483kcal,脂肪燃焼量:42.2g) |