*** 2022年4月30日 まさかりが淵のランと蝶 ***
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4月30日(土)、先日のくわくわ森に続き、まさかりが淵でもギンランが咲いている可能性大なので、ポケデジを持ってウォーキングに出かける。なお、盗掘防止の観点から、昨年同様撮影場所を明示せず、画像のみを表示致します。また、本日は出発前にツバメが現れたので、何か良いことが起きるかもしれない。 12:54、まさかりが淵駐車場に車を停め、先ず"ギンラン"を求めて、階段を登って行くと、広場手前にロープが張られ、その中に可憐な"ギンラン"が10株程咲いており、昨年より数を増やしているようである。次に、"キンラン"を求めて、散策路を巡ることにする。群生地に近づくと、西日に映える"キンラン"に混じって、"ギンリョウソウ"のように脱色した花が目に留まる。近付くと、花自体は薄黄色の"キンラン"の姿をしているが、葉と茎の葉緑素が抜けたようにクリーム色になっており、弱々しく見える。ネットで検索したところ、"アルビノのキンラン"がヒットしたが、詳細は記されていない。"アルビノ"とは、色素細胞が欠落した状態で、僅かな確率で動植物に起きる遺伝子疾患とか。そこで、この"キンラン"の生態を、自ら考察することにする。"キンラン"は、根に寄生する菌根菌が分解した養分と、光合成によって得られたそれとで、生命活動を維持しているが、このキンランは葉緑素が欠落して光合成が行えなくなり、養分不足で弱々しい姿になったと考えられる。ただ、こんな細身でも、立派に花を咲かせており、却って神々しく見えてくる。 群落の"キンラン"を撮り終え、森を一周して戻って来ると、一眼デジカメを首から下げられた男性にお会いする。お姿からして、昨年お世話になったSさんのようである。正に奇跡の再会となったが、暫し立ち話の中で、先程の"アルビノのキンラン"が、話題になる。この方も、突然変異か何かで、脱色したのではと仰る。Sさんは近くにお住まいで、毎日森を散策されており、昨日の雨の中、花芽が切り取られた茎や盗掘跡を発見されたとか。Sさんが『何でこんなことをするのですかね?』と、嘆かれていたが、残念ながら、勝手に持ち帰って自分だけ楽しむ自己中な人間が、一定数いるようである。Sさんにその場所に案内して頂いたので、私も啓発の意味を込めて、HPに証拠写真を掲載させて頂く。また、先程のロープも、Sさんが公園の係の方に依頼され、一緒に設置されたとか。正に頭が下がる思いであり、Sさんにお礼を言ってお別れし、元来た俣野公園に戻る。 ★活動量計データ(上り階段数;760,早歩き歩数;4,030,総歩数;10,555,歩行距離:8.3km(本年累計:627.7km),活動カロリー;790kcal,一日総消費カロリー;2,450kcal,脂肪燃焼量:35.2g) |