*** 2021年9月7日 初秋の花と蝶 ***
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9月7日(火)、秋の長雨で最高気温が20℃を下回る日々が続いたが、やっと晴れ間も見える天気になったので、長袖のシャツを着て散歩に出かける。この時期、"ヒガンバナ"を始め、秋の花々が次々と咲き始め、その花蜜を求めて"アゲハチョウ"も集まって来るので、出来ればその姿も捉えたいものである。 13:25、"俣野公園"からウォーキングを開始する。霊園を通り抜け、何気なく瓢箪池の止まり木を見つめると、何と"カワセミ"が獲物を狙っている姿に出くわす。ただ、広角単焦点スマホでは、豆粒程度にしか写らないので、取り敢えずカメラに収め、帰宅後改めて画像を確認することにする。幸先が良いので、足を早めて戸塚の里に向けて下って行くと、竹藪の中の"キバナコスモス"が満開を迎えている。先日は、ここで"キアゲハ"を見かけたが、今回は"ハナアブ"や"クマンバチ"しか見当たらない。田園地帯を通り抜け抜けると、畑の斜面にピンク色の"ツルボ"が数多く花芽を伸ばしている。派手な花ではないが、群生する姿は中々壮観でもある。Sさん宅前まで来ると、梅雨時に見かけた"アーティチョーク(2021年6月14日参照)"の傍に、薄紫色の花が咲いている。ネットで検索したところ、"アメリカイヌホオズキ"に似ているが、何となく確証が持てない。Aさんによると、"ルリヤナギ"が正解とか。ブロック塀の傍にも、ミニトマトのような"ソラナムセンセーション"が彩を添えているが、食用には供さないとか。ここで"クチナシ"の香りを楽しんだのち、境川遊水地公園のグランドを一周して、"天王森泉公園"に向かうことにする。途中の草地には、不名誉な名の"ヘクソカズラ"が可憐な花を咲かせており、ふと幼少期を過ごした兵庫の田舎が思い浮かぶ。 14:13、和泉川を遡ると、川沿一帯を大形のハギのような花が覆っている。これだけで、生命力旺盛なのは分かるが、ネット情報によると、"アレチヌスビトハギ"と言う名前で、"侵入外来生物"に指定されているとか。辺り一帯は、季節に応じて、多種多様の帰化植物の天下になっているようである。"天王森泉公園"手前まで来ると、田圃の畦道に早咲きの"ヒガンバナ"が数輪咲いている。本来なら、この辺りに何体ものカカシが並ぶ筈だが、コロナ禍にあって、今年も中止になったようである。一方、本日火曜は同公園は休館日の筈だが、何故か開門されているので、覗いてみることにする。 14:28、"天王森泉公園"の門を潜ると、溝の傍に"タイワンホトトギス"が並んで咲いている。何時見てもユニークな姿をしているが、"四季の山野草"によると、園芸種は日本固有の"ホトトギス"との交雑種が多いとか。花壇に向かうと、やはり面白い恰好の"ハナトラノオ"や"カリガネソウ"が並んでいる。遊水地の傍には、"キツリフネ"が未だに咲いおり、開花時期は数カ月に及ぶようである。最後に、艶やかな"キキョウ"や"クサノオウ"を撮影して、同公園を離れる。ここから、隣の"くわくわ森"に向かう。階段の傍には"ヤブラン"が見られ、刈り取られた草地には"ツルボ"も多く咲いており、日陰でも生育できる生命力を有していることが分かる。この姿を撮影して、元来た俣野公園に戻ることにする。 15:03、"天王森泉公園"上の"見晴らしの丘"まで来ると、"ヤマボウシ"が、多くの突起がある赤い実を付けている。コロナ禍にあって、まるでコロナウイルスのようにも見えてくる。石段を下って行くと、珍しい"シロバナハギ"が枝垂れ咲いている。ただ一部に赤花が残っているので、原種から変化した品種であることが分かる。 15:14、"俣野公園"手前まで来ると、民家の"メドウセージ"に大形の黒蝶が留っている。早速スマホを近づけたが、逃げる素振りも見せず、次々と花を変えて蜜を吸い続けている。当初、"舞岡公園"で見かけた"クロアゲハ"かと思ったが、Aさんによると、"モンキアゲハ"が正解とか。改めてネット上でチェックしてみると、日本最大級の蝶で、後翅の下部にある三つの斑紋から名付けられ、羽化したばかりの時は白色だが、日数が経つにつれて黄色みを帯びるとか。つまり、この蝶の白紋からすると、誕生間もないこととなり、人目を気にしない旺盛な食欲も納得できる。 ★活動量計データ(上り階段数:160,早歩き歩数:9,682,総歩数:13,518,歩行距離:10.6km(本年累計:1,321.8km),活動カロリー:888kcal,一日総消費カロリー:2,548kcal,脂肪燃焼量:47.5g) |