*** 2019年2月27日 戸塚の河津桜/紅梅とタシギ/カワセミ ***

1.河津桜1 2.河津桜2 3.河津桜3 4.河津桜4 5.河津桜8 6.河津桜6 7.河津桜7 8.河津桜8&
ヒヨドリ1
9.河津桜9&
ヒヨドリ2
10.河津桜10
11.紅梅1 12.紅梅2 13.紅梅3 14.紅梅4 15.紅梅5 16.紅梅6 17.紅梅7 18.紅梅8 19.紅梅9 20.紅梅10
21.紅梅11 22.紅梅12 23.紅梅13 24.紅梅14 25.紅梅15 26.紅梅16 27.紅梅17 28.紅梅18 29.紅梅19 30.紅梅20
31.タシギ1 32.タシギ2 33.タシギ3 34.タシギ4 35.タシギ5 36.タシギ6 37.タシギ7 38.タシギ8 39.タシギ9 40.タシギ10
41.ナノハナ1 42.ナノハナ2 43.ナノハナ3 44.ナノハナ4 45.ナノハナ5 46.ナノハナ6 47.ナノハナ7 48.ナノハナ8 49.ナノハナ9 50.ナノハナ10
51.ナノハナ11 52.ナノハナ12 53.ナノハナ13 54.ナノハナ14 55.ナノハナ15 56.ナノハナ16 57.ナノハナ17 58.ナノハナ18 59.ムクドリ1 60.ムクドリ2
61.カワセミ1 62.カワセミ2 63.カワセミ3 64.カワセミ4 65.カワセミ5 66.カワセミ6 67.カワセミ7 68.カワセミ8 69.カワセミ9 70.カワセミ10
71.枝垂れ梅1 72.枝垂れ梅2 73.ミツマタ1 74.ミツマタ2 75.ミツマタ3 76.ミツマタ4 77.ミツマタ5 78.枝垂れ梅3 79.枝垂れ梅4 80.枝垂れ梅5
81.枝垂れ梅6 82.枝垂れ梅7 83.枝垂れ梅8 84.枝垂れ梅9 85.枝垂れ梅10 86.枝垂れ梅11 87.ロウバイ1&
枝垂れ梅12
88.ロウバイ2&
枝垂れ梅13
89.ロウバイ3&
枝垂れ梅14
90.ロウバイ4&
枝垂れ梅15

 2月27日(水)、ハイツの"河津桜"と"紅梅"が見頃になったので、ポケデジを持って散歩に出かける。本来なら、一眼レフと交換レンズ一式を主体にして、じっくりと撮影したいところだが、ウォーキングを優先する関係で、ポケデジのみの撮影に留め置く。
 13:57、一本しかない河津桜の前に到着すると、丁度満開を迎えている。先日の"江の島(2019年2月21日参照)"のように、壮観とは言えないが、それなりに見栄えがする。そこで、この花々をあらゆる角度から撮影していると、背後に何か黒いものが写っている。花の蜜を求めて寄ってきた鳥ではあるが、昨年の紅梅に寄ってきた"エナガ(2018年2月28日参照)"とは、違うようである。画像から、昨年桜撮影時に見かけた"ヒヨドリ(2018年3月22日,23日参照)"と確認できる。この鳥は、逆立った冠羽から獰猛そうに見えるが、蜜や果物を好む甘党であり、美しい"カワセミ"が肉食であることと、好対照をなしている。次に、近場の"紅梅"撮影に向かう。毎年この時期になると、見事な花を咲かせるが、先日の"常立寺"の八重咲に対して一重であり、開花時期も若干遅いことから、園芸種の"紅千鳥"と考えられる。一応、目的の花々を写真に収めたので、そのまま"境川遊水地公園"まで、ウォーキングすることにする。
 14:35、"俣野ビオトープ"に到着し、早速"タシギ"が飛来する芦原に向かう。先ず、手前の細い水路を見渡したところ、幸運にも一羽の"タシギ"が、脇目も振らず嘴を抜き差ししている。早速ポケデジを取り出し、このユーモラスな姿を追うことにする。当初は、水面の乱反射により、その姿を捉えやすかったが、隣の枯れ芦がある沼地に入った途端、見失ってしまう。改めて、この鳥が自身の保護色を、旨く隠蓑に利用していることが分かる。それでも、70枚程度撮影したであろうか、その中から10枚をHPに掲載する。ここから、"下飯田ビオトープ"を経て、"カワセミ"が飛来する"鷺舞橋"に向かう。今回も、何となく"カワセミ"に出会えそうな予感がする。途中のグランド脇では、ここ1カ月半程、目を楽しませてくれた"ナノハナ"が、未だに花開いており、近付くと濃厚な花の香が鼻を衝く。近くの土手では、数羽の"ムクドリ"が、盛んに地面を突いている。レンズを向けると、首を反らせて、威嚇するような素振りを見せる。何とも可愛げのない鳥である。
 15:11、"鷺舞橋"を渡り、中央付近まで来ると、鳥マニアは一人しかおらず、しかもカメラを小脇に抱えたままで暇そうにしている。さては望み薄かと、橋下を覗き込んだところ、何と何時もとは違う枯枝に止った"カワセミ"を発見する。早速カメラを取り出し、40倍ズームでこの美しい姿を追うことにする。この"カワセミ"は、不思議なことに、場所を殆ど変えることなく、首を左右に振って獲物を探しているのみで、ダイビングすることも一切ない。経験が浅い幼鳥か、獲物がいないかのどちらかであろう。私も、レンズを向けたままじっと動かず、一枚一枚気合を込めてシャッタを切る。何時もにないシーンが撮れたのは、No.68の片方の羽根を開いたところだが、背中だけでなく、羽根の先端も瑠璃色に輝いているのが分かる。この間12分程で約70枚撮影したので、その中から10枚を掲載する。帰路、"天王森泉公園"に立ち寄ったところ、未だ"吊るし雛祭(2019年2月10日参照)"開催中とあってか、何時もに無く賑わっている。ただ、私はこの光景は既に撮影済みなので、奥の庭園に回って早春の花々を写真に収め、家路につくことにする。園内には、"ミツマタ"や"枝垂れ梅"が満開を迎えており、その隅にある"ソシンロウバイ"は、役目を終えたかのように、花弁が萎れ始めている。


《後日談》直腸癌に侵された映像作家・保山耕一氏が、ETV"心の時代"の番組中で、『嘗ては単なる被写体であったが、病気を患ってからは、被写体の方からどうぞ撮ってくださいと、自身をさらけ出してくれると感じるようになった。・・・』と仰っていたが、正に同感であり、私自身も命ある限り、カメラを通じた不思議な出会いを記録に残して行きたい。 

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