*** 2020年3月31日 茨城県高峯の山桜と登山 ***

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1.高峯1 2.高峯2 3.高峯登山口 4.八重桜の蕾 5.ヤマザクラ1 6.ヤマザクラ2 7.シデコブシ1 8.シデコブシ2 9.モクレン1 10.モクレン2
11.ミズバショウ1 12.ミズバショウ2 13.ミズバショウ3 14.ミズバショウ4 15.ヤマザクラ3 16.ヤマザクラ4 17.ヤマザクラ5 18.キブシ 19.五大力堂 20.ヤマザクラ6
21.ナノハナ 22.源平梅1 23.源平梅2 24.源平梅3 25.源平梅4 26.シバザクラ1 27.シバザクラ2 28.Kさん宅 29.Kさんと大山さん 30.Kさんと酒井
31.ムスカリ1 32.ムスカリ2 33.高峯
ビュースポット1
(平沢)
34.高峯
ビュースポット2
(平沢)
35.高峯
ビュースポット3
(平沢)
36.ヤマザクラ7
(平沢)
37.ヤマザクラ8
(平沢)
38.ヤマザクラ9
(平沢)
39.ヤマザクラ10
(第二展望台付近)
40.ヤマザクラ11
(第二展望台付近)
41.ヤマザクラ12
(第二展望台付近)
42.ヤマザクラ13
(第二展望台付近)
43.ヤマザクラ14
(高峯尾根道)
44.ヤマザクラ15
(高峯尾根道)
45.ヤマザクラ16
(高峯尾根道)
46.ヤマザクラ17
(高峯中腹)
47.ヤマザクラ18
(高峯中腹)
48.ヤマザクラ19
(高峯中腹)
49.ヤマザクラ20
(高峯中腹)
50.ヤマザクラ21
(高峯中腹)
51.高峯3 52.ヤマザクラ22
(第二展望台)
53.ヤマザクラ23
(第二展望台)
54.ヤマザクラ24
(第二展望台)
55.ヤマザクラ25
(第二展望台)
56.ヤマザクラ26
(第二展望台)
57.ヤマザクラ27
(第二展望台)
58.ヤマザクラ28
(第二展望台)
59.ヤマザクラ29
(第二展望台)
60.ヤマザクラ30
(第二展望台)
61.ヤマザクラ31
(第二展望台)
62.加波山1
(第二展望台)
63.ヤマザクラ32
(第二展望台)
64.ヤマザクラ33
(第二展望台)
65.ヤマザクラ34
(第二展望台)
66.ヤマザクラ35
(第二展望台)
67.ヤマザクラ36
(第二展望台)
68.ヤマザクラ37
(第二展望台)
69.ヤマザクラ38
(第二展望台)
70.ヤマザクラ39
(第二展望台)
71.ヤマザクラ40
(第二展望台)
72.ヤマザクラ41
(第二展望台)
73.ヤマザクラ42
(第二展望台)
74.加波山2
(第二展望台)
75.ヤマザクラ43
(第二展望台)
76.加波山3
(第二展望台)
77.ヤマザクラ44
(第二展望台)
78.登山道の残雪1 79.登山道の残雪2 80.登山道の残雪3
81.加波山4
(ハング グライダー
発着場)
82.タチツボスミレ 83.大山さん
(高峯山頂)
84.酒井
(高峯山頂)
85.カタクリ1 86.カタクリ2 87.カタクリ3 88.カタクリ4 89.キクザキイチゲ
の蕾 ?
90.ハング グライダー
発着場の残雪

今年は暖冬の影響で、"ヤマザクラ"の開花が異常に早まったため、昨年より10日早い3月31日(火)に訪問を決める。通年は、"ソメイヨシノ"の二週間後が見頃となるのだが、今年は何と同時期の開花とか。これも、地球温暖化の影響であろうか。今回は、先ず"ミズバショウ"を撮影したのち、車で池亀の里や平沢の絶景スポットを巡り、"高峯"中腹の駐車場から、山頂(標高519.6m)を目指すことにする。この計画が、図らずも、別の結果を招くことになるのだが・・・。
 9:20、笠間PAで大山さんと合流し、先ず"高峯登山口"に向かう。ただ、ここから登山を開始する訳ではなく、昨年見かけた"ミズバショウ"を撮影するためである。周辺には、この花以外に、"シデコブシ"や"モクレン"が見られるので、植栽された物ではなかろうか。次に、"五大力堂"に立ち寄ったものの、堂内の仏像は"月山寺(2018年4月5日参照)に移されてしまってこともあってか、荒れ放題になっている。この坂道を下って、池亀のKさん宅を目指す。家の脇に駐車し、徐に"源平梅"に近づくと、畑で作業中の女性の姿が目に留まる。帽子を被っておられるが、紛れもなくKさんご本人である。昨年訪問した際は、お姿を見かけなかったので、どうされたか心配していたが、お元気そうで何よりである。早速挨拶を交わすと、我々のことを覚えて下さっていたようで、久々に話が弾む。Kさんは、今年1月で90歳を迎えられたが、その饒舌さに変わリはなく、認知症などどこ吹く風である。家督は既にお孫さん夫婦に譲られ、跡取りも誕生されたとか。そうこうするうちに、お孫さんご夫婦がお子さんと共に帰宅されたので、始めて挨拶を交わす。奥様は、何と四国愛媛のご出身とか。私が、高知の大学に赴任していていたのも、何かのご縁であろうか。来年の再会を願ってお別れする。ここから、平沢の絶景ビュースポットに向かう。
 11:42、平沢の山桜絶景スポットに到着する。今年も、奥の民家に続く道は、車両進入禁止なので、手前の道路脇に駐車し、ここから歩くことにする。"高峯"の山桜は、今が見頃で、山腹にはモザイク模様が広がっているが、新型コロナウイルスの影響か、見学者は我々のみである。アップで狙うと、中腹に大規模な群落が確認できるが、ここに立ち入れるのは、地元の方くらいであろう。20分程経ったであろうか、略狙いの光景を撮り終えたので、次の絶景スポットである"第二展望台"に向かうことにする。ただ、ネット上は、直行ルートは車両通行禁止になっていたが、大山さんが、念のためそちらに向かったところ、幸運にも通行可になっている。つまり、このご時世で観光客が激減したため、急遽規制が解除されたと考えられる。
 12:20、"第二展望台駐車場"に到着する。眼下の"七曲り"周辺には、昨年同様絶景が広がっており、特に"白滝"のような群落が見事である。これらの光景を、レンズを交換しつつ、数十ショット撮影する。遥か彼方には、"加波山(2017年4月14日参照)"が悠然と聳えているが、その奥に鎮座する"筑波山(2012年2月3日参照)"は、残念ながら確認できない。その後、寒風が吹き荒ぶなか、第二展望台の休憩場で、遅い昼食をとる。この間にも、観光客が三々五々辿り着き、歓声を発しているが、先陣の我々は体が冷えてきたので、腰を上げ、"高峯山頂"を目指すことにする。
 13:19、第二展望台を後にする。尾根道に入ると、所々に一昨日の残雪が見られる。念のため、軽アイゼンを持参したが、表面は凍結していないので、その厄介にならないまま、登ることにする。30分程薄暗い林間地帯を登ると、急に視界が開け、長大な山並みが眼前に広がる。ここは、本来はハンググライダーの発着場だが、この時期、ここを利用するグライダーは皆無である。一旦坂道を下り、坂道をゆっくり登っていく。昨年は、この北側斜面で、大山さんが"カタクリ"の花を見付けたが、ざっと見渡した限りでは、その姿は確認できない。諦めてそのまま登って行くと、"高峯山頂"に躍り出る。
 14;10、"高峯山頂"に到着する。昨年より、10分早く、日頃の早歩きの成果があったようである。ここで記念撮影をして、元来た道を下ることにする。帰り際に、改めて先程の斜面を覗いてみたところ、大山さんが遂に"カタクリ"の花を発見する。正に、"窮すれば通ず"と言うところで、早速急斜面を下ると、"カタクリ"が数輪確認できる。嘗て、水戸近郊の"有賀(2014年4月11日参照)"で、見事な群落を見かけたか、刺々しい杉の枯葉から、可憐な花を咲かせる"カタクリ"も、中々趣がある。最後に、山道に戻ろうとしたところ、これまで見かけたことがない花の蕾が、目に留まる。大山さんと、『Aさんなら、直ぐに名前が分かるのに・・・。』と話をしつつ、取り敢えず写真に収め、後日名前を特定することにする。帰宅後改めてネット上で検索しても、中々名前が絞り込めないので、Aさんにメールで問い合わせたところ、早速"キクザキイチゲ"ではとの返信がある。そこで、この名前で検索したところ、近似種に葉の切れ込みが浅い"アズマイチゲ"も存在するとか。この情報も含めて、Aさんに返信したところ、『"アズマイチゲ"は白花しかなく、今回の写真の蕾は青みがかっているので、"キクザキイチゲ"では?』との返信がある。流石に、Aさんである。ここから、爽やかな気分で、元来た駐車場に戻る。
 昨年に引き続き、山桜の絶景を求めて、大山さんと桜川市を訪問した。今回は、2年振りにKさんに再会でき、お元気な姿に安堵した次第である。また、活動データと軌跡データは、"YAMAP"上で記録されているので、近日中に同サイト上に、活動記録や写真と共に、掲載する予定である。

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